《作家インタビュー》粘土作家:くどう 道絵 kudou michie

~粘土作家として~

月に1度、当店で公開作業を行っている粘土作家がいる。当ギャラリーの最たる相談役でもある、くどう道絵氏だ。粘土作家となるまでの過去、そしてこれからの野望について。常にラッキーを呼び寄せそうな明るい笑顔の持ち主、くどう道絵氏が満を持してインタビューに応じてくれました。

 

―いつから活動されていたんですか?また活動される(絵を描く)きっかけを教えてください。

くどう道絵 女子美術大時代に見よう見まねで趣味で始めたんです。それから演劇チラシの表紙を粘土で制作する機会があり、少しずつ注文がくるようになってお仕事につながっていきましたね。

―受賞歴を教えてください。

くどう道絵 コンクールの受賞はないんですが実績としては2005年から5年間西村雅彦さんのラジオドラマ TOKYO FM「ON THE WAY COMEDY 道草」でクレイアートを使ったビジュアル制作のお仕事をしていました。

―いつごろから粘土作家(アーティスト)になろうと思い始めたのですか?

くどう道絵 いつから目指したというものではないんですよね~!クレイアートをたくさん制作していくことで、気が付いたら粘土作家になっていました(笑)

―尊敬する先輩などの影響はあったのでしょうか?

くどう道絵 キャラメルボックス、ネビュラプロジェクトの先輩方。演劇界を切り開いてきた方々なので、その横でいろいろなものを学ばせてもらったのが今も活きています。

―粘土作家というと全国に人数は少ないとは思いますが、なぜ粘土を選ばれたのか?

くどう道絵 私は絵(デッサン)を描くことがあまり得意ではなかったんです。
予備校生時代も劣等生でした(笑)。しかし粘土をやってみたら形に出来て、続けられる感じで、これが私にあっているのかなと。

―くどうさんの作風の特徴を教えてください。

くどう道絵 作品を観てもらって、不快に思う人のいない作品でありたいですね。 ふんわり、柔らかい作風を常に意識して制作しているんです。人が見て「やさしさ」を感じてもらえるように、丸みを帯びている作品が多いのが特徴なんです!逆にシリアスなものを作ろうとしても、どうしても美味しそうに見えてしまうんですよ(笑)

― ご自身の作風やこだわり等くどうさんの強味を教えてください。

くどう道絵 私は「色」にこだわって制作しています。粘土は絵の具を混ぜて色を付けるタイプの物を使います。写真になる時の配色も計算して、とことんこだわっています。

―動物を基とする作品が多いように感じるのですが、動物はお好きなんですか?

くどう道絵 ラジオドラマで5年間ずーっと人を作ってきました。 その時に似てる・似ていない等色々言われてとても大変な思いをしましたね(笑)動物であれば、見る人もとっつきやすいし、私自身も気楽なんです♪

―作風から見る方に感じてほしいテーマはありますか?ある場合はどんなことを伝えたいですか?

くどう道絵 笑いを誘えたらいいですね。ほっこりした気持ちになってもらえたらうれしいです。

―作家としての喜び、楽しみ、逆に辛いことはありますか。

くどう道絵 辛いことといえば、ずっと貧乏だったこと(笑)青春時代はまさにバブル絶頂期だったんですが貧乏人にはバブルを感じることがなかったことです(笑)

―作成するときは、初めから頭の中に完成図はあるんですか?

くどう道絵 あります。初めにフォトショップでラフスケッチを描いて、そして配色を決めます。

―豊島区で地元のアーティストを集めたいとのことで活動されている面がありますが、その理由と原動力は何ですか?

くどう道絵 豊島区といえばアートカルチャー都市ですよね。でもまだまだ区内に住むアーティストが知られていない。そのアーティストたちを区がバックアップしてもらえれば、 今以上のアートカルチャー都市になると思うので方法を模索しています。

―国際アート・カルチャー都市についてどう思いますか?

くどう道絵 区が先頭に立って旗振りをやっていることは良いですよね。大きな箱や催しは個人では出来ませんから。そこにもっと地元のアーティストを使って欲しいですね。

―気分転換のためにしていることやマイブームはありますか?

くどう道絵 テレビドラマを見ることが趣味です。
ゴールデンタイムのドラマはもちろんのこと深夜番組のドラマを含めてほぼチェックしてます。 できる限りリアルタイムで見るようにしています。 他には、散歩しながらオーディオブックで小説を聞いたりもします。

―今後の活動について、目標や夢を教えてほしい。

くどう道絵 「豊島区」に住んでいるクリエイターのアーティストファイルのようなものを作れないか模索中です。アーティストを探しやすくなって、お互いに顔の見える同士で仕事を依頼し合ったり受注できたりできるようにしたい。それで地域が盛り上がって活気のある街になることを願っています。

≪前回の公開作業の様子はこちら↓≫

【粘土作家】:くどう道絵

【略 歴】

学生時代、粘土人形作りと小演劇に興味を持つ。劇団等で舞台やイベントの衣装,小道具を作り、造形を勉強。 クレイアートでチラシも請け負う。
’96年からはHPデザイナーへ転向。イラストやWebデザインに従事。
’99年、自らの企画編集によるサイト「ロック★イラストファイル ステレオブック」を開始。舞台関係者、ミュージシャン、イラストレーターなど多くのクリエーターと自主企画活動を行う。
’02年よりラジオドラマでクレイアートを使ったビジュアル制作を5年間手がけた後、粘土作家を継続。 近年はクレイアニメも制作。

【Works】

(株)法研『へるすあっぷ21』表紙連載 継続中
千鳥屋宗家『みたらし小餅』テレビCM クレイ制作
花畑牧場手作りアニメーション
TOKYO FM系列「ON THE WAY COMEDY 道草」ビジュアル制作
シアトル劇団子、宣伝美術担当
NHKラジオ「きらり10代!」Webアート制作
弟14回「NHKハート展」出品

作品集HP
http://cdoll.jp/

インタビュアー:宇山大紀

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