~画家として~
今回紹介するのは鉛筆画作家のmasaki氏。モノトーンでありながらも色彩を感じられるdrawingがとても魅力で今にも動き出しそうな表情と‟魂が宿る眼”はモノクロ写真だと勘違いしてしまうほどリアルな作品ばかりだ。当店で開催された初の個展では北海道を含む他県からファンが駆けつけるほど。作品のクオリティの凄さを象徴した個展となった。masaki氏にとって‟鉛筆画”とは。彼の作家活動や人となりを少しだけ紹介する事にしよう。
-いつから活動されていたんですか? また活動される(絵を描く)きっかけを教えてください
masaki 絵を描くのは小学生の頃から好きでずーっと描いてました!中学、高校と美術部にも所属していました。
-本格的に鉛筆画を描きだしたのは?
masaki 本格的に鉛筆画を描き始めたのは、2017年の8月頃からですね。もともとは水彩や色鉛筆でカラーものを描いていました。YouTubeで古谷振一さんの制作動画をみて、凄い!と驚愕しました。 自分もこんな風に鉛筆画を描きたいと思って描き始めました。
-美術の学校やお仕事をされてたのでしょうか?
masaki 美術部に入っていたぐらいですね。顧問の先生が美術系の人ではなかったので、細かく技術を教わった訳ではなかったです。
-誰かの影響はありましたか?
masaki 影響を受けているのはやっぱり古谷振一さんですね。
-これまではどのような活動(個展など)をされていたのですか?
masaki 個展は今回が初めてです。それまではTwitter上で作品を載せているだけでした。最初は作品を描き貯めていたんです。本当は作品を見てもらって興味や評価をして貰いたかった!描き始めたころは妻や娘しか評価して貰える人がいなかったんです。そしてSNSの時代になって娘にTwitterを教り載せ始めました。
-画風の特徴・こだわりを教えてください
masaki 自分の絵の特徴は、濃さですかね。こだわりはないのですが、なるべく描く被写体の持つ雰囲気を出すように心がけています。自分の中では “型にはめない”と思いつつ好きな描き方で 好きに描いてます。
-masaki氏の作品にはアーティストが多いようですが。どのような基準で被写体を選定しているのでしょうか??
masaki テレビや映画、雑誌、化粧品のパンフや家電等のパンフ、後は画像検索で気に入った被写体があったら即キープしています(笑) 私自身も若い時にバンドでベースをやっていたのでアーティストを描くことが多いです。特にギターを持っている様が好きで良く描くことがあります。
-作品(被写体・モデル)のテーマはどのようにして決めていますか?
masaki テーマとかは決めて描いてはいません。ただただ描きたいと思う被写体を片っ端からから描いているだけです。
-画家としての喜び、楽しみ、逆に辛いことはありますか?
masaki 仕事をしながらなので描く時間がないことが辛いですね。描いている時は楽しくて仕方がないです。時間を忘れて気づいたら朝、なんてこともよくあります。
-完成まで時間やのプロセスを教えてください
masaki 被写体の画像にもよりますが、早い時は6時間で描き上げた作品もあり、調子が出ないと一週間、更には一か月くらいかかってしまうこともあります。プロセスとしては描きたい被写体の画像を写真にして保存。その写真をモノクロでコピー。そのコピーをトレース。あとはひたすら鉛筆での塗りです。
-作品の緻密さから、かなりの集中力が必要なのかなと思われますが・・・・
masaki その日の体調や気分でだいぶかわりますね。スイッチが入ると止まらなくなります。
-普段はお仕事をしながら作家活動をされているとの事ですが、お休みの日はどのような過ごし方をされているのでしょうか?
masaki 寝てるか ひたすら鉛筆で絵を描いているかですかね(笑)
-初の個展お疲れさまでした!北海道や他県など遠方からファンの方々が来られました。感想をお聞かせください。
masaki 本当に感謝しきれないほどに感謝です!皆様本当にやさしい方々で在廊中も声をかけて頂き嬉しかったですね。同じ作家活動をされている方にも来ていただき画材や技法(drawing)の話で盛り上がりました!とても勉強になりました。
-作家活動においての今後の目標などはありますか?
masaki 描きたい被写体が山ほどあるので、ひたすら描きたいですね。今は。できれば もっと技術を上げて作品を増やして 個展を沢山やれたらいいなぁって思ってきました。
-masakiさんご自身にとって鉛筆画とは何ですか?
masaki 僕を表現できる唯一の方法、今 心から楽しめる場所が鉛筆画です!
≪作家プロフィール≫
≪masaki≫
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