≪佐藤友美 パロミタ 個展 ~はらみつ展2018 愛のかたち~≫
≪展示タイトル≫
はらみつ展2018 愛のかたち
インドの吟遊詩人「バウル」としても活動する作家の佐藤友美氏の個展≪はらみつ展2018 愛のかたち≫が2018年8月14日(火)~8月28日(火)で開催される。インドの風景や印象を描くことが多い佐藤氏。追い求めてきた表現の形に追いついてきたと話す彼女の今作に注目だ。
≪会期≫
2018年8月14日(火)~2018年8月28日(火)
≪音楽ライブ:バウルのうたと対話の会≫
8月19日(日)14:00~17:00 【バウルのうたと対話の会】
8月26日(日)14:00~17:00 【バウルのうたと対話の会】
会場:Kitaike-Gallery Portfolio 2F
東京都豊島区池袋本町4-3-18
TEL:03-6907-1433
≪バウルとは≫
バウルとは、舞い歌う行者。いにしえから連綿と受け継がれて来たヨーガ行の流れであり、その源流は15世紀の聖人チャイタニヤにも、8世紀の仏教遊行僧にも遡れる。イスラム神秘主義のファキールやダルヴィーシュ、更には土俗的で肯俗的な女神信仰など、様々な要素を包含した詩を歌う。今もインドの西ベンガル州やバングラデシュ地域を中心に生きている伝統。 ・・・バウルについては詳細はこちら
≪作家プロフィール≫
≪Tomomi Paromita (佐藤友美)≫
1986年、埼玉県に生まれ、幼少期をオーストラリアとシンガポールで、十代を日本で過ごす。物心つく前から画を描き、10歳の帰国時から青夏会の松本一に師事。18〜22歳の五年ほどは武道を生活の中心に据えていた。
幼い頃から古代文化や当時の国際社会に憧れを抱き、所沢高校を卒業して進学したオーストラリア国立大学ではサンスクリット語と言語学を学ぶ。この時、意味論の権威アンナ・ウィアツビ ッカ教授の影響を大いに受ける。
元々あった「力ある言葉」への興味は当初詩や祝詞、呪文などに向かっていたが、この頃から「歌われる詩」という形を取り始める。はじめ現代インドには心を惹かれなかったが、音符ありきではなくまず詩ありきでの、狭義には旋律を限定しない「うた」というあり方が今も存在していることを知り、文献よりも生きた文化を学びたくなる。
授業の一環として学んでいたサンスクリット詩の詠唱からインドの歌唱に興味を持ち、2008 年に初渡印して南イン ド古典音楽にふれる。2011 年よりまじめに学び始め、いったんケーララ州に就職し、働きながら稽古を受ける。
古典音楽のあり方と自分の求めるものとの乖離に悩んでいた2013 年、ケーララ州に拠点を持つパルバティ・バウルに出会う。初めはこころみに歌を数曲習っただけだったが、そのうちの一曲をきっかけとして、バウルの道に入る。2017年1月にケーララ州トリバンドラムにて初公演。
現在は修行のため、日印を行き来する生活を送る。パルバティ師から日本の舞踊の身体を学ぶよう指示され、帰国時は新座石山社中にて武州里神楽の神楽舞を学ぶ。
Twitter:https://twitter.com/Tomomi_Paromita
HP:https://www.tomomiparomita.com/