《作家インタビュー》クリエイター:TAM+α 

~クリエイターとして~

今回紹介するのはクリエイターのTAM+α(tama/たま)氏。デザイン会社勤務時代で培ったスキルで描く彼女のオリジナルイラストは圧巻である。彼女の作品に惚れ込むファンやコレクターも多く、新作グッズには毎回注目が集まる程に。彼女の描くカラフルポップなキャラクターはどのようにして生まれるのか。クリエイターとして独立した、彼女の本気に迫ってみました。

 

 

-いつからクリエイターとして活動されていたんですか?また活動される(絵を描く)きっかけを教えてください。

tama 具体的な活動開始時期は無いのですが、初のイベント出展は2013年の春のデザインフェスタでした。活動のきっかけもイベント出展し始めてから、という感じですね。

-本格的に描きだしたのはいつごろからですか?

tama 絵は学生時代からずっと描いていましたが、自分のオリジナルキャラクターとして活動と共に描くようになったのは初出展から1〜2年後でしょうか。

 

 

-美術学校の出身でしょうか?また美術系のお仕事をされてたのでしょうか?

tama 専門ではありませんが、大学がデザイン系の学科でした。仕事はゲーム会社でクリエイターをやったり、キャラクターアパレルのデザイン等をやっていました。

-これまではどのような活動(個展など)をされていたのですか?

tama 最近はデザインフェスタやコミティア等のイベント出展がメインです。以前に個展も開催し、ご好評頂けたのでまたタイミング見てやりたいなと思っています。

 

 

-作家活動において影響を受けた方はいますか?

tama 絵においては影響を受けた方や作品等沢山ありますが、自身のキャラクターをグッズで展開するという事については、リラックマの作者のコンドウアキ先生の影響でしたね。小さい頃から大好きなんです。

-作品を制作する時、どんなことを大切にしているのですか?

tama グッズ化を前提に絵を描く事が多いので、それを想定してイラスト、デザインを、中でも見栄えや色合いを意識して作るようにしています。

-画風の特徴・こだわりを教えてください

tama 色合いもそうですが、キャラクターの自然な仕草や表情等を生き生きと描くのが好きなので、そういった部分も見て頂けると嬉しいですね。

-画風から感じてほしいこと・テーマはありますか?

tama 私自身海外キャラクターが好きで、カートゥーンやアメキャラに影響されてる部分が多くあります。なので、日本のKAWAII文化と、米国特有のポップな雰囲気の調和を感じて欲しいなと思います。

 

 

-作品(被写体・モデル)のテーマはどのようにして決めていますか?

tama 場合によりますが、日常で見たもの感じたものを直感的に描いたり、グッズを作るときは、他とグッズと並んだ際にどんな色合いやデザインだと映えるか、といった部分を前提に制作するときもあります。

-絵を描いている際のインスピレーションはどのように湧いてくるのですか?

tama 先程もありました通り、海外キャラクターからの影響も多くありますが、あとは雑貨屋等で商品を直接見て手に取り、グッズの参考にする事も多いですね。あとは音楽に影響される事もあります。

 

 

―グッズ販売などの物販が好調のようですが、ご自身の作品に対する評価が変わってきたと感じたのはいつごろですか?

tama ありがとうございます。そう感じたのはここ1〜2年でしょうか。自分の作りたいものの方向性がハッキリしてから、というような気がします。

-作品一つ一つにキャラクター設定がされているのが印象でした。

tama 最初はキャラクターとして設定しようとは思わず顔や仕草が好きで描いていたんです。ある時、お客様に名前はないの?と言われて、、それから名前や性格などのキャラクターを設定して描き始めました。段々愛着が湧いてきてたくさん仲間も増えました(笑)

 

 

-キャラクターグッズはアメリカでも販売される程人気のようですが、グッズ制作において心掛けている事を教えてください。

tama デザインには気を使いますね。雑貨屋さんに行って実際に商品を手にしてアイディアを膨らませています。普段キーホルダーのナスカンはシルバーカラーを使っていたモノをカラフルなカラーのナスカンをつけてみたり、商品パッケージに色を付けてみたり。細かいとこに気を使いながら制作をしています。

-完成までのプロセスと作品完成までにかける時間を教えてください。

tama 作品によりますが、キャラクター単体で少し描き込んで5〜6時間でしょうか。大体はイラレで描いてます。大まかな過程としてはラフ(兼下描き)→線→色→影と描いた後で、最後に全体のバランスを見て何度も色を調整します。

 

 

-お仕事と作家活動はどのようなバランスになっているのでしょうか。週にどのくらい、月にどのくらい作家活動をされているのでしょうか?

tama 時期にもよりますが、生活においての時間の割合としては半々といったところでしょうか。イベント出展は月一くらいですね。

-お休みの日はどのような過ごし方をされているのでしょうか?

tama 休みの日は買い物やアメトイ雑貨屋巡りが多いです。ゲームも好きなので家でスプラトゥーンやったり、ゲーム動画をまったり見たりもしてます。

 

 

-趣味・特技を教えてください。

tama アメトイ集めです(笑)今ではコレクションが増え、それこそアメトイ屋のような部屋で大変な事になっています…。

-今夢中になっていることを教えてください。

tama 好きなキャラクターは数あれど、中でもミュータントタートルズが大好きです。タートルズ見たいが為にケーブルTV契約したくらいには好きです。オタク万歳。

 

 

-画家・作家としての喜び、楽しみ、逆に辛いことはありますか?

tama 作品を見て頂いたり手に取って頂いたりするのはもちろん、ファンの方から応援のお言葉やファンアート、お手紙等を頂いたときは、やってて良かったなぁととても嬉しく思います。逆に自分の制作が思うようにいかなかったりするとしんどいですね。そういう時はすぐ他の事で気分転換したりします。(笑)

-作家活動においての今後の目標と将来の夢について教えてください!

tama もっと多くの方に愛してもらえる作品、キャラクター作りに励みたいです!海外の方にも作品を見て頂く機会が増えたので、活動もグローバルにしていけたらと思います。

-ご自身にとってアートとは。

tama 自分の世界観をひたすら広げる事ができる表現の自由……って感じですかね。

-支えてくれている方(ファンや仲間)に一言!

tama いつも暖かいお言葉本当にありがとうございます!こんなに多くの方に愛されるシグレ達は幸せ者です。これからもシグレ達と仲良くしてやってね!

 

 

≪作家プロフィール≫

«TAM+α(tama/たま)»

【紹介】A for A(art for art’s sake)というブランド(サークル)名で活動しており、主にイベント出展やネットショップでオリジナルイラストグッズ販売をしています。クリエイターとして独立し、カラフルポップなキャラクターはファンやコレクターも多い。

 

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«今後の活動スケジュール»

“現存しないモノ”をテーマにしたマーケットイベント《JAMBOWL》 
日時:2018年10月14 日(日)
場所:名古屋吹上ホール

デザインフェスタvol.48
日時:2018年11月10日(土)・11日(日)
場所:東京ビッグサイト西ホール全館

クリエーターズマーケット
日時:2018年12月1日(土)・2日(日)
場所:ポートメッセなごや3+2号館

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